TKC 小出絹恵税理士行政書士事務所

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経営ミニ知識


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通信簿?

学校に通うお子さんを持つ親にとっては、1学期のお子さんの通信簿に一喜一憂?!
お子さんにとっても成績が上がれば誇らしく、
下がれば親の叱責にビクビクしたりして・・・・。
私自身もはるか昔のことですが、そのような経験をしました。

通信簿なんてなければ良いのにと思ったりしたものですが、
もし通信簿がなかったとしたら・・・どうなのでしょうか?
自分の学力が学年でどの程度なのかわからなくなります。
そうすると受験の際の、自分の合格可能性もわからなくなってしまいます。
親も子供の学力がわからなくなってしまいますよね。

経営における毎月の月次試算表の作成、決算書の作成も同じ意味を持っています。
会社の売り上げはどうなっているの? 経費は?
会社はどのくらい儲かっているの?
前年と比較して業績は伸びているの?
同業他社と比較して、うちはどうなのだろう?・・・

“決算書はいわば会社の通信簿です。”

1年に1回の税務申告のためだけではなく、毎月、決算書(試算表)を作成して
会社の経営状況をタイムリーに把握することがとても大切です。
だからこそ、金融機関は融資に際して、必ず決算書と前月までの試算表(月次決算書)を
求めてくるのです。

税金の申告のために仕方なく決算書を作っている、という経営者の方が
まだ、もしおられたとしたら、それはもったいないです。

孫子の言葉に「彼(敵)を知り、己を知れば、百戦危うからず」とあります。
月次決算で、自社の状況を把握することの大切さをあらためて感じています。

平成25年7月 小出博樹

三人寄れば文殊の知

小出絹恵税理士事務所は決算申告書作成プロセスを次のように行っています。

担当者が決算書申告書を作成する。
   ↓
仕上がった申告書を副所長が一次チェックします。
   ↓
申告書に誤り、誤解を招く表示を発見すると担当者に説明して訂正を求めます。
   ↓
担当者は指摘された誤りを訂正し、再度副所長に提出します。
   ↓
副所長のOKが出たら申告書は所長に提出します。
   ↓
所長が一次チェックを行い、副所長が気付かなかった誤りを指摘して担当者に訂正を求めます。
   ↓
担当者が訂正を終われば申告書は完成します。

三人で検討すると誤りが少なくて3か所、
多いと監査指摘事項がA4用紙に2ページに及ぶことがあります。
一人で申告書を作成してパーフェクトということは滅多にありません。
時には税法の解釈で論争になることもあります。

このように時間をかけて申告書の精度を高めているので、
自信をもって税理士法第33条の2に規定する
「書面添付」を提出することができます。
そのおかげで税務調査も少なく、修正申告も少ない事務所になり、
お客様に安心していただけるのだと思います。

相続のこともやっています

「うちは相続税の心配をするほど財産が無いから大丈夫」と言っていらした方も、そうは言っていられないのが相続手続きです。
相続税がかからなくても相続手続きは必要です。

実際にあったお話です。
・・・お父様の相続が起きたときに、お母様が主導して遺産分割を行い、現金を娘さん三人に渡し、長男が不動産を相続しました。
ところが、不動産の名義変更をしないでいるうちに、長男がお亡くなりになってしまったのです。

そうしたら、・・・
「お父様の相続のときの遺産分割が成立していなかった」と
一人の娘さんが言いだして、お父様の遺産を分けるように要求してきたのです。
長男に先立たれてしまったお母様は、長男の息子(孫)では心もとないものですから、娘の理不尽な孫への要求にも、口を閉ざすだけで・・・。

結局、裁判になって、
長男の息子は、父と同居していた住まいを売却して三人のお姉さん方に分けることになりました。

    

こんなことになってしまったのは、
遺産分割協議書が作成されていなかったからなのです。
相続税がかからなくても、相続手続きは必要です。

「先生にもっと早く出会えていれば・・・。」
その息子さんの言葉に、うなずくことしかできませんでした。

決算・税務申告だけではなく、相続に関することもお手伝いさせていただきます。
相続税の申告はもちろん、公正証書遺言の作成、相続手続き、相続対策等、
不安に思うことがあったら相談してみてください。


小出絹恵

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リスク管理の必要

先日、税務大学校のセミナーで教わった古代中国の教えです。
中国では有名な話のようです。

魏の文王は名医である扁鵲(へんじゃく)に質問しました。

文王:「貴方がた三人兄弟は皆医術に精通している。一体誰が最高の名医か?」
扁鵲:「長兄が最高で、次兄はそれに次ぎ、弟の私は最も劣ります。」

 文王は再び質問しました。

文王:「では、なぜ貴方が最も有名なのか?」
扁鵲:「長兄の治療は、患者が病気になる前に病気を治します。
病に気づく前に病因を除くことです。
ですから、彼の評判は外に伝わらないのです。」

「次兄の治療は初期の軽いうちに見つけ治すものです。そのため、
兄はただ軽い病気を治せると思われ、その土地だけで有名なのです。」

「弟の私は、患者が重病になった後、外科手術など、派手な方法で
病を治します。その結果、私の医術は優れていると評判になり、
その名声は国中に広まったのです。」

リスク管理の必要性を説いています。
重大な問題が起きてから大騒ぎするのでなく、問題の芽を
事前に察知し、取り除き回避しておくことができるのが賢明な
経営者なのです。

長兄の医術は「飲食の調節、体質改善」だそうです。
問題解決のためには早期に相談をしてください。
税理士も税務調査のこない申告書を作成することが
良い税理士だと思います。

平成23年6月 小出 博樹

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信用力のある決算書

副所長とその友人(会計事務所に勤務)の話から

彼の勤務している会計事務所では、
決算書は年1回、税務申告用に作成するだけなので、
融資のために銀行から提出を求められると、
急きょ、前月までの試算表(貸借対照表と損益計算書)を作成しなければ
ならなくなるのだそうです。

やっとの思いで試算表を作っても、融資は希望額の半分、良くて3分の2
だそうで、副所長が、うちのお客様は、融資を申し込むとだいたい希望額の
融資が受けられるよと言うと、
その友人から、その秘訣をぜひ教えてほしいと頼まれたと言うのです。

以前、日本政策金融公庫の支店長さんとお話しした際に、
「私どもとしては、先生のところの職員さんが毎月確認していただいて、
いろいろと助言をしていただいているのですから、
これほど安心なことはありません。
私どもで、毎月会社さんを見ることはできないですから。」

「正直、『どうかな?』という案件の場合には、
『先生はどうおっしゃっているのだ?』と担当者に聞いて、
     先生が大丈夫と言っているのであれば、・・・」と指示しています。

との言葉をいただきました。

毎月きちんと作成されている試算表と、
まとめて付け焼刃で作成した試算表とでは、
その信用力に大きな違いがあるようです。

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